巻頭言1993

15名の新入局者を迎えて1993年)

 

 この一年間を振り返って最も嬉しかった出来事は、本年度の第三内科入局者数が15名と第三内科開設以来、過去最多の数字を記録したことである。教授就任以来、教育に出来る限りの時間を割き、また学生に接する時間を増やそうと努力してきた。教室の教官や準スタッフ、さらに関連病院の先生方も熱心に学生を指導して下さった。組織を作り、事を成し遂げるのに財政面での裏付けや設備の充実度も大切な要素である。しかし何はさておき重要なものはヒトであり、その意味で今年度は三緑会の更なる発展に明るい材料を提供したことになる。

 また、本年度は三緑会から2人の教授を送り出した。吉本祥生先生(S39年卒)が兵庫県立看護大学教授に、門脇誠三先生(S47年卒)が鈴鹿医療技術短期大学教授にそれぞれ就任された。ますますの御活躍を期待したい。

 悲しい出来事もあった。平成5年10月1日、荒尾 誠先生(S63年卒)が交通事故で突然他界された。第三内科にとって三緑会の将来を担う有能な人材を失ったことは深い悲しみであるけれども、それにもまして、風雪に耐え抜きこれから花開こうという時期にという荒尾先生の無念の気持を察するとあまりにも可哀想でどんな慰めの言葉も無い。荒尾先生の御冥福を祈ろう。

 平成5年10月9日に第三内科が開設されてから初めての第三内科関連病院代表者会議を開催した。関連病院の先生方から忌憚のない意見が続出し、単に親睦を深める以上の意義があった。さらに、来春には、相互の親睦と協力に役立ち、また忌憚のない批判をして頂けるよう三緑会同門会誌創刊号の発刊が予定されている。三緑会の益々の発展を期待する。

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