巻頭言2010

直径500mほどの小惑星イトカワに着陸し、数々の苦難を乗り超え、約7年の旅を終え先日、地球にカプセルを持ち帰った、無人の惑星探査機「はやぶさ」は、擬人化され、その偉業をたたえられました。傷つき最後に燃えつきながら、イトカワの土の一部を含んでいるであろうと思われるカプセルを、無事地球に持ち帰った「はやぶさ」を、マスコミ各社は「満身創痍」での偉業とたたえていました。成果を残し、自らは傷つき燃え尽きたことへの表現でしょう。さて、旧第三内科の成果は何かと考えてみると、多くのすぐれた方々と今もフランクに交流させていただいていることのほかに、形ある成果としては研究論文や学会発表記録です。臨床研究の多くは、患者さんの御協力のたまものですが、このたび、入院カルテのサマリーが院外倉庫(三井倉庫)に保管されることが3月6日の総会で決定しました。旧第三内科の貴重な財産であると思います。事務局にご連絡いただければ閲覧可能です。先日は30年前に新しいHb異常症として、発表した患者さんのお孫さんから、主治医を通じて問い合わせがあり、当時のサマリーが役立ち、喜んでいただけました。旧第三内科の内分泌代謝、神経、免疫、血液疾患の貴重な症例の記録は会員の努力の記録でもあり、貴重な財産と思います。

このたび、事務局の御努力で三緑会名簿(2010年版)が完成いたしました。大いにご活用ください。また、ネット上で『三緑会掲示板』を作成しておりますので、コミュニケーションの場として利用していただく他、ご意見等お寄せ下さい。三緑会総会は今後も、年一度は開催し、学術交流、人事交流の場として運営させていただきます。ご出席のほどをお願い申し上げます。


平成22年6月 門脇誠三

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